PS3のセーフモードとは、PS3を必要最低限の機能で起動するモードです。PS3が正常に起動しなくなってしまった場合に、セーフモード実行での作業で症状を改善できる場合があります。
目次
PS3のどのような症状のときにセーフモードで起動するのか
PS3で以下のような症状に該当する場合にセーフモードを実行してみると良いようです。
・起動時にXMB(クロスメディアバー)が表示されない。
・起動時に「本体ストレージ(ハードディスク)上のファイルシステムが破損しているため修復します」と表示され、修復が始まらなかったり修復中に止まる。
・起動時に「本体ストレージ(ハードディスク)上のデータベースが破損しているため修復します」と表示され、修復が始まらなかったり修復中に止まる。
・システムソフトウェアのアップデートが正常に完了しない。
PS3のセーフモードの起動方法
以下の手順に沿ってPS3を操作してみるとセーフモードを起動できます。
1:PS3の電源が切れていることを確認します。
2:PS3の電源ボタンを押し続けます。
3:およそ5秒後に「ピッ」と効果音が鳴ります。そのまま押し続けます。
4:押し続けて約10秒後に再度「ピッ」と効果音が鳴り、システムがシャットダウンします。ここで一旦、PS3の電源ボタンから手を離します。
5:PS3本体の電源が切れます。
6:もう一度PS3の電源ボタンを押し続けます。
7:およそ5秒後に「ピッ」と効果音が鳴ってもそのまま押し続けます。
8:およそ7秒後に「ピピッ」と効果音が鳴ったらPS3の電源ボタンから指を離します。
9:画面に「コントローラをUSBケーブルで接続して、PSボタンを押してください。」と表示されます。
10:画面の指示に従いPS3コントローラーの「PS」ボタンを押すと、セーフモードが起動します。
PS3のセーフモードでできること
セーフモードで起動すると以下のメニューが選択できます。
・再起動
セーフモードを終了し、通常モード起動します。
・設定の初期化
通常モードでの[設定の初期化]と同じ処理を実行し、加えてアカウント情報を削除します。
・ファイルシステムの修復
内蔵ハードディスクドライブ(HDD)内のすべての領域から破損データを探し復旧を行います。データの復旧に成功せずデータが消える可能性もあります。
・データベースの再構築
メッセージ、プレイリスト、情報画面で編集した内容、トリミングしたフォトの情報、動画のサムネイル、ビデオの再生履歴 / レジューム情報が削除されます。
・PS3の初期化
通常モードでの[PS3 の初期化]と同じ処理を実行します。
・システムアップデート
PS3 システムソフトウェアのアップデートを行います。ネットワーク経由でのアップデートはできず、記録メディアからのみ可能です。
PS3のセーフモードが起動しない場合
上記の手順でPS3のセーフモードが起動しない場合は下記をお試しください。
・PS3に接続している全てのケーブルを抜き、再度PS3に挿し直してください。
・アンプやセレクターなどをご利用でPS3とTVを直接接続していない場合は、PS3とTVを直接接続してください。
それでもダメならPS3本体に不具合が起きている可能性があるようです。
SONY公式サイトのオンライン修理受付サービスや、世の中で提供されている公式外での修理サービスをご検討されても良さそうです。
※PS3のセーフモードで実施可能な作業は、初期化など非常に大きな影響となるものもあるので慎重にPS3のセーフモードをご利用ください。