ファミコン_スクウェア_ソフト全リスト(11本)

ファミコン(FC)のスクウェア(SQUARE)の販売ソフトのナンバリングリストを見てみましょう。ナンバリング1号がテグザー、次がキングスナイトってあっ、このファミコンソフト、スクウェアなんだと思う方もいらっしゃいますよね。スクウェアのソフトなどつゆも意識せずキングスナイトは当時やっていましたね。全11本です。
 

目次

ファミコン_スクウェア販売ソフト全リスト

NOソフト名メーカー名発売日ジャンル価格
1テグザースクウェア1985/12/19シューティング5,500
2キングスナイトスクウェア1986/09/18シューティング4,900
3ハイウェイスタ-スクウェア1987/08/07レース4,500
4JJスクウェア1987/12/07シューティング4,500
5ファイナルファンタジースクウェア1987/12/18RPG5,900
6ディープダンジョンIII 勇士への旅スクウェア1988/05/13RPG5,900
7半熟英雄スクウェア1988/12/02シミュレーション5,800
8ファイナルファンタジーIIスクウェア1988/12/17RPG6,500
9スクウェアのトム・ソーヤスクウェア1989/11/30RPG6,500
10ファイナルファンタジーIIIスクウェア1990/04/27RPG8,400
11ファイナルファンタジーI・IIスクウェア1994/02/27RPG6,800

 

スクウェアのタイトルを見て・・・

渾身の11作。ディープダンジョンもそういえばスクウェアなんですね。ダンジョンRPGの元祖のイメージがあります。でも何よりファイナルファンタジーシリーズ(FFシリーズ)ですね。ファミコン時代は11作しか発売していないところからも本当に渾身の一球を投げ込まれたのだなーと感慨深いです。元々はパソコンゲームが主力のようだったのでそちらに人員を割いていたとも想像されます。そういった中でよくぞ作ってくださいました。
 
また他のゲームメーカーに比べたら元々他の大きな事業があったわけではない(創業者の父が経営する徳島県の電気工事会社電友社のソフト開発部門として設立されたのが由来)ので本数も増やせなかった実情なんでしょうか。そう思うとヒット率はかなりの確率なのではないでしょうか。販売元として出したものは11作なので打率5割以上ですよね。すごい。
 
結果的にこの時のヒットがきっかけで世界に冠たるソフトメーカーの一つになったのですごいことですよね。ドラクエと双璧をなす世界に冠たるRPGゲームコンテンツです。個人的にはFFシリーズはFF2が好きです。ドラマ性があって音楽や効果音もよくて、ただ熟練度システムだけはイマイチでしたがそれ以外は非常によく作り込まれたゲームだったと今やっても思います。その分FF3が少しポップになって、かつ理不尽に難しいシーンなどもあってとっつきにくいゲームになった印象でした。ラストダンジョンの長いこと長いこと。
 
個人的には半熟英雄が、初期のスクウェアの良さを体現していてファンです。卵から怪獣がかえり召喚獣的に戦ってもらうこの仕組みは確実にファイナルファンタジーにも継承されていきます。そういえば半熟英雄とかSwitchタイトルで出したら売れそうなんですけど出ないですかねえ。
 
もう1作とすればキングスナイト。これはシューティングゲームになりますが面白いですよね。キャラクチャーが4体いて成長させていきながらステージを進んでいくという、そしてあの壁をただただ破壊して進んでいって、アイテムが出る快感。人間の根源的なところにストレートに訴えるゲームで良作です。
 
ちなみに社名の「スクウェア」の由来はゴルフのアドレスやグリップで使われる「スクウェア」が由来であるとのことです。スクウェア(square)には「正方形」「広場」「頑固な」「きちんとした」などの意味があり、ゴルフでは飛球線に対して90度に正対している状態を指すようで、ゲームソフトのクリエーター達が集まる広場「スクウェア」も意味しているとのこと。会社生誕の地である四国(四角形から)への謝意も込められているようで色々な意味を込めたんでしょう。この辺の由来も素敵だなあと思います。